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西部メディカルDIニュース2022.5

2022/05/25

西部メディカルセンター DIニュース
医療品情報管理室作成

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DIニュース

医療品情報管理室作成 NO.41

2022年5月25日

1-1.新規院内採用医薬品

医薬品名

一般名

薬効など

開始日

エミレース錠3mg

ネモナプリド

抗精神病剤

5月18日

1-2.院内採用薬変更

新規採用

旧製品

変更日

ドネペジル塩酸塩OD錠3mg「サワイ」

ドネペジル塩酸塩OD錠3mg「クニヒロ」

5月10日

マンニットールS注射液

20%マンニットール注射液「YD」

5月18日

1-3.新規院外採用医薬品

医薬品名

一般名

薬効など

開始日

レクチゾール錠25mg

ジアフェニルスルホン酸

天疱瘡、ジューリング疱疹状皮膚炎

5月9日

2-1.院内採用中止医薬品

採用中止薬品については随時医師宛にメールを送信します。

医薬品名

代替品

フォリアミン注射液15mg

ケトプロフェンテープ20mg「テイコク」

ロキソプロフェンNaテープ、アドフィードパップ

タルチレリンOD錠5mg「サワイ」

ペロスピロン塩酸塩錠4mg「アメル」

リスペリドン塩酸塩OD錠1mg「トーワ」

ロラゼパム錠0.5mg「サワイ」

2-2.院外採用中止医薬品

医薬品名

代替品

サトウザルベ軟膏10%、20%

亜鉛華(10%)単軟膏

3.ベンゾジアゼピン系睡眠剤の使用量の変化について

ベンゾジアゼピン系睡眠剤(以下BZD系薬)は本剤以前に開発されたバルビツール酸系睡眠薬などに比べると一般的に安全性や有用性などが高いとされ、脳幹の抑制などへの懸念がかなり少ないといったメリットが考えられるため、不眠症の第一選択剤として永年使用されてきました。

ただし、持ち越し効果(睡眠薬の効果が翌朝以降も持続し、ふらつき、脱力感などがあらわれやすくなる)、筋弛緩作用(筋肉の緊張が緩むことで、ふらつき、転倒などがあらわれやすくなる)、健忘(一過性の物忘れ)、習慣性などの副作用への注意が必要です。通常、作用持続時間の長い薬剤ほど持ち越し効果や筋弛緩作用があらわれやすい傾向があり、特にふらつきや転倒などによるリスクが高い高齢者などに対しては慎重に投与しなければなりません。

2018年度の診療報酬改定から向精神薬処方の適正化として、BZP系薬を 1年以上同一成分・同一用量で処方している場合、処方料及び処方箋料が減算されるようになりました。

当院では2018年の開院以来、病院全体でBZP系薬の使用削減に取り組んできました。非BZP系薬のロゼレム、ベルソムラを採用してBZP系薬からの切り替えを勧めると共に、中長時間作用型(フルニトラゼパム、ニトラゼパム、ユーロジン等)の採用を中止するなど削減を試みてきました。その結果を処方された錠数に基づき報告します。

BZP系薬のブロチゾラム錠は44%、BZP系分類薬のゾルピデム錠は32%削減することができました。4月の薬事委員会においてゾルピデム錠、トリアゾラム錠の採用を中止するとともに、非BZP系のデエビゴ錠を新規採用しました。デエビゴ錠は併用禁忌の薬剤がないため、より使用しやすくなると考えられます。

 今後も継続してBZP系薬剤の使用量の適正化に取り組んでいきます。



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